Monday, February 13, 2017

Tim Harford: How frustration can make us more creative

https://www.ted.com/talks/tim_harford_how_messy_problems_can_inspire_creativity



【この動画をお薦めする理由】
 創造的な(creative)発想ができるようになりたいと日頃から願っている私が、題名に惹かれてこの動画を観ました。動画を観るまでは、不満の状態がどのように創造的な創作につながるのかさっぱり想像がつかなかったのですが、動画を観て、その様々な例に驚きました。最初に出てくる、とても信頼して弾けるようなものではないピアノで無理やり演奏会をした結果、その演奏会は記録的に録音が売れるほどの名演になったという例は驚きでした。本人はそんなつもりもなく辛いばかりだったと思いますが、逆境を乗り越えてこそ、より良いものにたどり着けるということなのだと思いました。あるいは、得意ではない、あるいは抵抗感のあるものでも、上手くいくかどうかはやってみないと分からないから、創造性を求めるなら恐れず挑戦する姿勢が必要だと感じました。担当楽器を入れ替えて演奏しろ、なんていう指示は、非常に不快でそれを強いられたならなおさらだと思いますが、その結果独自の音色に行き着いたことは、産みの苦しみと言えるのかもしれません。

 独創的な作品を生み出すために自ら遠回りを設定するのは、どんな回り道でも良いかとも思えず難しいと感じましたが、カードを用いて無作為に一見無駄な操作を取り入れる、というのはまだ挑戦できるかもしれません。でも、不得手なこと、嫌いなことだと分かって挑むのはたやすくありません。本当に独創的な作品を生み出すには、やはり覚悟が要るのです。自分も試行錯誤を重ねながら独創性のある発想ができるようになりたいと思います。


【印象的な英語表現】
・Just because you don't like it doesn't mean it isn't helping you.

この動画の主題を端的に示した文の一つだと思います。好きじゃないものが自分に役立たないものというわけではない、ならば好まないからといってなんでも敬遠していてはいけないな、と思えました。


・The list didn't work. Know why? Not messy enough. Your eye would go down the list and it would settle on whatever was the least disruptive, the least troublesome, which of course misses the point entirely.

“Know why?”の前には“Do you”が省略してあります。実際”Do you”の省略は口語では十分起こることなのですが、random性を取り入れるためにカードの代りに一覧表を用いるのは不十分だった、ということをまくし立てるように話している中で、短くも聴き手を巻き込み注意を引くこの表現が効果的に感じました。    


【投稿者】
    coli

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【私がこの動画をお薦めする理由】

何かをする時に障害が存在するということを、我々はネガティブに捉えがちです。しかし、この動画では、「物理的・精神的に追い詰められていて、ストレスを感じていたり、ディスアドバンテージを背負っていたりする時の方が、良い結果を残せる」と説かれています。これに関しては一理あると思います。障害のない環境では気が緩みがちなので、ある程度の緊張感は必要なのだと思います。

【印象的な英語表現】

“all of us, from time to time, need to sit down and try and play the unplayable piano.”
(我々は皆、時として、使い物にならないピアノの椅子に座り演奏してみるべきだ。)

この動画の肝になる部分を、比喩を用いて表しています。誰かに教えを乞う時は、優しい人よりも、敢えて厳しい人に依頼する方がより定着するのだろうか、と考えさせられました。

【投稿者】
S.I

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