Saturday, October 12, 2013

はじめに



■ このサイトについて

このサイトは、柳瀬陽介の授業を受講する広島大学教育学部英語文化教育講座(通称「教英」)の学生が中心となって*運営する英語動画紹介ブログです。動画の選択・説明、記事の投稿・管理などこのサイトの運営はパスワードを共有する学生によって行われています。ですが、最終的な管理責任者は柳瀬です。

*ここでいう「学生」(あるいは「教英の学生」や「教英生」)の大半は教英の学部生と大学院生ですが、柳瀬の授業を受講する他講座の学生もこのブログの運営に加わっています。

■ このサイトの目的

このサイトは、教英の学生が、「世界で生じていることに対するみずみずしい感性」と「高度な英語説明力」の両方の獲得を同時に狙う人たちのために、お薦めの英語動画を紹介することを目的としています。

実際は、柳瀬の授業で要求される課題(必須もしくは任意)の一環として記事は投稿されますが、"Computer for communication and community"の精神で、教英の学生は、単に授業課題として記事を投稿するのではなく、ウェブを通じてつながっている皆さんのために役立つ記事を書くことを目指しています。



■ 「世界で生じていることに対するみずみずしい感性」とは

管理人の柳瀬は、身体で感じるワクワク感が知性の根源だと考えています。何かを知りたいと思う時に身体で感じるワクワク感が学びの意欲となり、学びを広げ深めます。逆にいうとそういったワクワク感を覚えないまま、詰め込み勉強をしても、そんな情報は身につきません。

「世界で生じていることに対するみずみずしい感性」とは、自分や身の回りのことなどいう極めて狭い範囲だけでなく、自分を越えた広い世の中の営みに対して、ワクワクするような好奇心を身体で感じることができることを指します。



■ 「高度な英語説明力」とは

社会のグローバル化に伴い、さまざまな側面で通用語として便利な英語(「リンガ・フランカとしての英語」 English as a lingua franca (ELF) を使用することが求められています。複雑な内容を簡潔に説明し、かつ聞き手・読み手に信頼感を与えられるような高度な英語使用も時に必要です。

そういった高度な英語説明力は、いわゆる「英会話」のような定型的なものではありません。高度な英語説明力は、印象的な要約、的確な用語選択、複雑だけれど分かりやすい文法構造、明快な論理展開、訴求力あるデータ表示、魅力的な画像提示、明瞭な発音、魅惑的な発声、音楽的ともいえる抑揚、時に大胆な律動、豊かな身体言語、などなどの多くの要因が複合的に働いてできています。



■分析的な方法と統合的な方法

高度な英語説明力をつけるには、大きく分けると分析的な方法と統合的な方法があります。分析的な方法は、上記のような要因を一つ一つ単独に検討し習得するものです。確実ですが時間がかかります。またそれぞれの要因をうまく相互作用させて統合することは必ずしも容易ではありません。

したがって分析的方法だけでなく統合的な方法も同時に試みるべきでしょう。ここでいう統合的方法とは、うまい手本をそのまま・まるごと観察し、すぐには真似できないにせよ、うまい手本の生態を自分の身心に深くしみ込ませる方法です。



■すぐれた英語動画を繰り返し見る

この統合的方法の一つとして、ここではTEDなどの、うまい英語プレゼンテーション動画、あるいは下に紹介するサイトの動画を見ることをお薦めします。



お薦め
(最初のうちはTEDから動画を選んでください)

TED: Ideas worth spreading
http://www.ted.com/



初等・中等教育用動画

TED Ed: Lessons Worth Sharing
http://ed.ted.com/

Khan Academy
https://www.khanacademy.org/

MIT + K12
http://k12videos.mit.edu/

TeacherTube
http://www.teachertube.com/



Transcript付きのサービス

CNN Student News
http://edition.cnn.com/studentnews/

Science Podcast
http://www.sciencemag.org/site/multimedia/podcast/index.xhtml



大学無料オンライン講義

Academic Earth
http://academicearth.org/

Coursera
https://www.coursera.org/

edX
https://www.edx.org/

MOOC List
http://www.mooc-list.com/

iTunes U (iTunesアプリが必要)
http://www.apple.com/education/ipad/itunes-u/



日本人向けの英語動画集

DigitalCast
http://digitalcast.jp/

Oops!Study
http://oops-study.com/




すばらしいプレゼンテーションは、何度も繰り返して飽きないだけの内容があります。ぜひお気に入りの動画を何度も何度も繰り返して見てください (教英の先輩の中には、あるお気に入りのTED動画をすべて暗記して自分で再現できるようになった猛者もいます)。

もし内容が少し難しいと思ったら、最初は日本語字幕で見て結構です。しかし、二回目からは英語字幕で見て下さい。三回、四回と見てゆくうちに、話者が次には何を言うか予想つくようになるでしょう。五回、六回と見るならいくつかのフレーズがあなたの口から自然に出てくるようになるかもしれません。七回、八回と見続ければ、話者の長所―あなたが最も熱心に観察している側面―が自然とあなたの身につき始めるかもしれません。

英語がまだ上達しないうちは、いたずらに数多くの英語テクストに接するよりも、同じ英語テクストを何度も繰り返して見聞きすることが英語習得の点では効果的だと柳瀬は考えています。何度も繰り返していると、どんどん気づきが生まれます。そして気がつかないうちに英語表現が身についてゆきます。好きな動画を何度も見て下さい。

こういった繰り返しで大切なのは感性ですから、もし少しでも飽きがきたら他の面白い英語動画を見てください。そのためには・・・・いい英語動画を多く知っていることが必要ですね。



■ これまでの試み

柳瀬は以前から個人的にお気に入りの英語動画をVideo collection by Yosuke YANASE (http://yosukeyanase-video.blogspot.com/)として集めてきました(言語をあまり使わない芸術関係の動画はArt collection by Yosuke YANASE(http://yosukeyanase-on-art.blogspot.com/)に集めました)。

しかしこれは個人的収集ですので、その動画についての紹介文などをほとんど書いていません(正直、紹介文などを書く時間が取れません)。ですからこの収集ブログを見ても、読者の方は(私と同じような興味・関心・趣味をもっているという奇遇が無い限り!)参考にしにくかったと思います。動画そのものを埋め込み掲載するだけでなく、動画についての紹介・解説文がついたブログが欲しいところです。

そこで柳瀬は、「英語動画で高度な英語説明力をつけよう!」(http://greatpresentationvideos.blogspot.jp/)を作り、学生さんに記事内容を書いてもらい、柳瀬は管理人としてその記事を投稿するという形式で運営していました。

しかし、私が多忙で掲載する時間さえなかなか取れず、皆さんの紹介をなかなか掲載できないでいました。

ですから、今回、このブログを作り、英語動画の選択から、記事執筆、ブログへの投稿までを学生さんに任せ、柳瀬は最終的な管理責任者として、ブログ全体のレイアウトなどの管理、および何かあった時の対応だけをすることにしました。



■ リスク

柳瀬の授業を受講する学生さんは、このブログに投稿するため、このブログのパスワードを共有します。パスワードによって記事の投稿、編集、削除などが可能になりますが、このことを悪用すれば、このブログに社会的に認められないようなひどい文章を書くことも、これまで友人が書いた記事にひどい中傷を加えることも、なんでもできます。また、悪意をもった人が勝手にパスワードを変えてしまえば、他の教英生も私もこのブログが管理できなくなり、その人が勝手にどんなひどいこともできます。

また、教英生にそんな悪意はなくとも、パスワードを不用意に他人に教えたり、パスワードの管理をいい加減にすることによって、誰か悪意をもった外部の人にパスワードを知られたりしたら、同じようにひどいことは起こりえます。

以上が、このブログを運営する上でのリスクですが、私は、教英生ならびに私の授業の受講生の善意と注意深さを信頼することにしました。



「広大教英生」、あるいは「広大生」、はたまた「大学生」の名を高めるのも貶めるのも、ひとえに皆さん次第です。また、名を高めるためには、多くの人の長い間の努力が必要ですが、名を貶めるには、邪悪な心をもった人もしくはいい加減な行動をする人が一人いれば十分です。皆さんの責任ある行動をお願いする次第です。

本日、このブログを始めるにいたり、このブログが善意と知識を豊かに伝えることができるように、心深くお祈りします。このブログが、いと高き意志により護られ導かれますように。





追記

学生さんによる実際の投稿は2013年10月下旬から開始する予定です。


追記 (2013/10/23)

旧ブログ ( http://greatpresentationvideos.blogspot.com/ )の記事を通じて、はじめて本格的にTEDを視聴した学生さんなどのコメント(抜粋)です。
この若い世代が、新しい英語教育を開拓してくれることを期待しています。(柳瀬陽介)



IM

まず,自分が英語の動画を見て学習をすることについて考えたのは,TEDが「単なるリスニング教材ではない」ということです。今までの概念でリスニング教材というと,"プロのナレーターが吹き込んだCDを使って問題を解いていく"というものでした。しかしながら,実際に自分たちが英語で会話をする相手はプロのナーレターではありません。リスニング教材のナレーターのように単語をゆっくりはっきりと発音するはずもなく,ごく自然なスピードで,(時に速く,)流れるような英語を話してくるに違いありません。
  TEDを見てみると,プレゼンテーションの形式で,自分の興味がある分野を選んで学習することができるという点に感心しました。自分の興味のある分野ならそれほど苦なく学習ができるからです。
 
  また,音声を聞く目的が流通しているリスニング教材のように「問題を解く」というものではないのも特徴のひとつだと思います。もちろん,「英語音声を聞いて問題を解く」という行為も,放送文の内容を理解しているかどうかを知るひとつの手がかりですが,それだと問題に関する部分を聞き取ることに専念してしまい,重要な"話の全体像を理解する"ということができなくなってしままします。
 
  その反面,TEDは「音声を聞き取って話の趣旨をつかむ」ということに重点を置いているように思えるので,問題を解くというプレッシャーに押されることなく,落ち着いて学習することができます。また,スクリプトが表示されることも,ネット環境が整った現代ならではのすごい技術だと思いました。CDのようにいちいち音声を止めてスクリプト冊子から当該部分を探すことなく放送された文の確認ができるので,とても効率が良いと思いました。
 
  また,話し手はプロのナレーターではなく,普通の英語話者であることにも魅力を感じています。これでネイティブの話す「自然な英語」を聞き取る力がつきます。
  さらに題材がプレゼンテーションなので,重要な(=自分が最も主張したい)部分と,それほど大切ではない部分でのイントネーションの違いや,内容に応じた段取りや順序立てなど,相手に自分の考えを的確に伝えるために学ぶべきことはたくさんあります。
 
  題材も多岐に及ぶので,単に英語力を付けるためだけでなくこれからの人生を送るうえで有益な情報も得られるに違いありません。


NK

先輩方が紹介されている動画の文章を読んでみると、誰が見てもわかりやすいように簡潔にまとめてありました。それに加えて、その文章を読んでいる人に動画のおもしろさなどを伝え、わくわくさせてあげられるように書かれてありました。誰かに何かを紹介するときには、自分だけの視点ではなく、相手の視点にもたって、見たときにわかりやすいように、わくわくする心を持てるように書く必要があると感じました。

今までの私の英語動画の見方は、英語を聞き取ることに必死になり、内容のおもしろさや内容を理解するというところまでたどり着けていなかったように思います。でもそれでは紹介する立場になったとき、何をどう伝えていいのか自分自身でもわからず、相手に興味を持ってもらえるような紹介文さえかけません。だから、これからはただ見たり聞いたりするだけではなく、内容をしっかり理解できるまで聞くということを心掛けていきたいと思います。その動画の内容を知らない人にも動画のおもしろさを分かってもらえるような紹介文が書けるようにしたいです。

 今回、先輩方の紹介文を読んでみると、先輩方が紹介されている動画は多種多様で、迷ってしまうくらいたくさんの種類の動画が紹介されていました。今までの私にとって英語動画はリスニングを鍛えるためだけのものでしたが、たくさんの種類の英語動画があることを知って、これからは英語で様々な分野の知識や教養を広げていきたいと思いました。

 
今回は興味のあるテーマの英語動画を英語字幕付きで実際にいくらか見てみましたが、ジャンルによって話し方や抑揚が全く違い、表情や身振り手振りなどを見ていると、本当におもしろく、リスニング力を鍛えているというより、その動画そのものに見入っている感じがしました。私が今まで英語動画を視聴することが長続きしなかったのは、ただ聞くだけだったからで、内容に入り込んでいけたら、とても興味深いものも多く、また今まで知らなかったことなどもたくさん学ぶことができて、おもしろいものだということを実感しました。今はまだ英語字幕がないと完全に動画の中身を理解することができませんでしたが、これからは少しずつ英語字幕の量を減らして、最終的には字幕なしで様々な種類の英語動画を視聴し、教養の幅を広げていきたいと思いました。


AS

私は最初にどんな動画を見ようかとブログ右側のラベルを一通り見た後、やはり英語関連や教育関連に飛びつきたくなってしまいました。しかし、今までこの授業でも学んだ通り、自分の興味を自ら狭める必要はないじゃないかと思い直し、他の分野から選ぶことにしました。

 私は数学が大の苦手です。しかし、あえて数学のラベルをクリックし、そこにアップされている先輩方の紹介文を見てみました。すると、自分でも不思議なくらい数学という題材に嫌悪感を抱くことはありませんでした。それどころかこの動画を見たいとまで思えました。私が見た中で興味深かった動画はTerry MoreのWhy is 'X' the unknown?というもので、なぜXという文字が未知のものを表すのかというテーマでした。きっと、この動画に関する紹介文を書いた先輩方も、この動画の内容の面白さに魅せられ、それを他の人にも伝えようとしたのでしょう。(この動画には複数の紹介文が記載されていました)

 
 ただ悔しかったのは英語の字幕付きで見ても、そのスピードに遅れがちになり内容理解にかなりの時間を要したことです。確かに今回の動画視聴では新たな分野に手を出すことができ、非常に興味深いと思いましたが、自分の知らない専門用語も数多く出てきました。それらの意味をひとつひとつ理解していくのは大変ですが、自分の専門分野以外のことでも数多くのことを知る良い機会でもあります。多くの知識を得て教養の高い学生になれるよう、TEDを積極的に活用していきます。


YK

正直に言うと、今まで見たいと思っていながらもTEDは見ていませんでした。しかし、今までTEDを見なかったのは損だったなと思いました。

高校時代、毎日の通学時間にリスニング教材を聞いていました。しかし、それでもTEDの英語はほとんどといっていいほど聞き取れません。なぜなのかというとやはり本物の英語というか、生きた英語を聞いてこなかったからだと思います。

TEDは生きた英語を聞くことができるし、扱っている事柄についても知ることができるし、字幕を出すこともできるし、なにより動画であることが素晴らしいです。

リスニングだからといって耳だけで聞くものじゃないと自分は考えています。しゃべっている人の表情、身振り手振りなどを見ることによってより理解できると思います。

TEDはいいこと尽くしです。これからいろいろとみてみようと思います。


OT

TEDは楽しく英語を学べるということは高校時代からよく耳にしていましたが、受験に直接関係しないからと距離を置いていました。しかし、今回TEDを見て惜しいことをしていたなと思いました。やはり自分の興味とはかけ離れた分野にいきなり手を出すのは難しいと思い、「人生」のジャンルを数本見ましたが、英語で聞いているということを忘れてその内容に引き込まれました。その後は、経済と技術のジャンルを数本見ましたが、自分が思っている以上に英語が聞き取れ、純粋にうれしかったです。もちろん、内容も興味深く、これなら学習しているという感覚を忘れてしまうと思いました。


HS

私はこれまでTEDの動画を最初から最後まで真剣に(頭を使って)見たことがありませんでしたが、今回初めていくつかの動画をじっくりと見てみて、大変驚きました。思っていたよりも何倍も面白かったからです。その中でも印象に残ったのは、 「A Saudi, an Indian and an Iranian walk into a Qatari bar …」、ブログの一番初めに掲載されていたものです。まずは日本語字幕で一通り内容をつかんだあとで、英語字幕にして数回見ました。TEDを使って、ネイティブの英語の喋り方に触れる機会が得られる、というのは私にとって大きなプラスになります。

この動画を見て、今まで自分が触れてきた英語がどれだけ「作られた」ものであったか、というのを実感しました。私はTOEIC対策として、またはそれに限らず自分の苦手なリスニングの能力の向上のために、教材を買って付属のCDを聴いており、それを続ければリスニング力は上がるかなと勝手に思い込んでいました。しかし、この動画を初めて見たとき、まず文がどこで区切れているのかさえわかりませんでした。それは、よく聴いていると、必ずしもコンマのあるところで区切って話しているわけではないからでした。それが、ネイティブの方のごく自然な英語の喋り方なのでしょうが、私はそれに今までほとんど触れる機会がなかったため、初めは聴きとるのが本当に難しかったです。
 そういった意味でも、私にとってTEDは本当にいい教材になりそうです。これからも興味のある動画を探して、楽しく効率的に生の英語を学んでいこうと思いました。


IA

TED動画に関しては、はじめは英語のプレゼンだと聞いてとっつきにくい感じだと思っていましたが、実際に見てみると、面白い、の一言でした。今まで自分が使ってきたリスニング練習用のCDはあくまで勉強のために作られたものであるため、今改めて考えてみると面白くなく、抑揚もあまりありませんでした。だから、続かなかったのだと思います。TED動画は、本物の英語(リスニング教材として作られた英語とは異なる英語)であり、抑揚や発音、表情や身振り手振り、スライドに至るまで、参考になる部分が多くあると感じました。余裕が出来てきたら、英語を聞き取るということに集中するのではなく、そのような部分も見ていきたいと思いました。


MH

ちゃんとTEDを見たのは今回が初めてだったのですが、登場人物の表情や考えを直接受け取ることができ、興味をもって視聴することができました。また、話し手が聞き手に向けて一生懸命話しかけてくるので、心に響くものがたくさんありました。TEDを見ていると、自然と生きた英語が自分のなかに入ってきました。私はリスニングをするとき、一生懸命集中して聴かないとなかなか聴き取れないのですが、不思議とTEDの中で出てきた英語は、すんなり自分の中に入ってきました。それは、話し手が聞き手に向けて一生懸命英語を伝えようとしているから、自分の心の中に英語が届けられるのだと思いました。

考えてみれば、私たちが授業の中で聴いていた英語というのは、会話であったり教科書の英文の音読であったりと、誰かに向けて発するメッセージのようなものは少なかったように思います。ですからリスニングの時は、聴きとりたいというより聴かなければならないという感覚の方が強かったです。TEDで生きた英語を聴いたとき、感動したし、今までになく英語が心にもすんなり入ってきて、すごく新鮮でした。また、教科書や単語帳では学べないような自然な表現も学ぶことができ、私たちにとって大変いい教材だと思います。機械的に単語を覚えるのではなく、この人が喋っているこの単語はなんていう意味なのか、自分から興味をもって知りたくなりました。本で勉強しているだけでは、補えない英語力もたくさんあると思います。これからはTEDをうまく活用して、生きた英語を学びたいと思いました。


NY

先輩が紹介していた動画を見て、TEDに対するイメージが少し変わりました。私は前期に柳瀬先生の教養ゼミでTEDを紹介されてから定期的に動画を見るようにしていたけれど、英語でのプレゼンテーションを視聴するということで、少し手をつけにくい感じがしていました。しかし、先輩方が紹介していた動画の中には、教育やテクノロジーに関する動画はもちろん、中にはエンターテインメント性を重視した動画も多く、それらは勉強の合間の息抜きとして視聴しても十分楽しめるものでした。多種多様な動画がアップされているので、いろんな分野に関する活きた英語を聞くことができるので、リスニングの教材としても適しているな、と動画を見ながら感じました。

また、動画を紹介するときも、その内容を知らない人が見て興味を持てるような説得力のある文章を書く必要があると思いました。そのためにもまず自分自身がその動画を楽しみ、良さを知り、理解を深める事が必要だと思います。初めはリスニングや速読の練習になり、ある程度内容がつかめるようになったら今度は自身の理解を深めたり教養を身につけたりできるので、TEDでの学習は自分が今まで思っていた以上に有益なものなのだと感じたと同時に、これからも積極的に利用していきたいと思いました。


TA

過去の先輩方が載せている動画は分野が多種多様で、それぞれがとても興味深いものでとても勉強になりました。私が特に面白いと思ったものの一つにThe puzzle of motivationがあります。現代におけるやる気を起こす方法を具体的な実験を交えてわかりやすく説明してありました。

これまでは人のやる気は報酬に比例して大きくなると考えられていましたが実験の結果、報酬によって人のやる気が大きくなるのは単純作業のような限られた場合のみであり、よく考えなければならないようなことは報酬よりもむしろその人の創造性や柔軟な発想を刺激するほうがよいことがわかりました。情報革命が進むこれからはこの発想が重要になってくるのではないかと思います。誰もがやろうと思えばいくらでも勉強できる情報社会で大切なことはやる気であり、そのような姿勢から前衛的なものが生まれてくるのだと思います。

動画を見ていく中で新しく知るだけでなく、そこからまた自分なりに考えを深めることができ、また英語を使っての学習にもなり、二重、三重の勉強に興味を持って続けることができ、これからも積極的に取り組んでいきたいと思いました。


MY

TEDをはじめとする英語動画は私たち英語学習者にとって最高の教材になると思います。しかし、これらの英語動画が英語学習者のみに共有されているのなら、それはとてももったいないことです。TEDにしても様々なテーマの動画を見ることができ、自分たちの意見を世界中に広めるためにやってきた、これまた様々な文化と考えを持った人のスピーチを見ることができます。これをパソコンやタブレット端末ひとつでどこでも見ることができるのだから、とても素晴らしいことですし、ぜひより多くの人に利用されるべきだと思います。動画一本を約20分としても、授業のない空きコマで4本くらい見ることが可能です。これを授業だと思えば、タダで受講できるのでとてもお得だと思います。それにネット上に無料配信されているこれらの動画は、わたしたちが何か新しいことを学習するにあたって、とても良いきっかけになってくれます。私もこれから自分が普段あまり触れることのない話題に触れ、いろいろな分野から英語教育にアプローチしていきたいと考えています。


EJ

私は最近時間があるときはTEDを見るようにしていますが、自分に関心のあるものしか見ていませんでした。今回先輩方の記事を見て、他人から勧められた動画を見ることの大切さに気付かされました。先輩方の紹介している動画はバラエティーに富んでいて、自分の興味関心にもとづいていたら見つけられなかったであろうものでした。特に私は政治や科学についてのTED動画見ようと思ったことがありませんでした。しかし、先輩たちの紹介文はどれも面白く、私の興味を引くものでした。英語動画紹介ブログのおかげで私は今まで以上に様々なジャンルに興味を持つことができ、視野を広げることができました。

次回から今度は私たちが動画を紹介する番になります。自分が良いと思っている動画を他人と共有することで視野も広がるし、感想を言い合えたりして有意義なものになると思います。そのために一番大切なのは興味を持ってもらえるような紹介をすることだと思います。このプレゼン能力は将来に必ず役に立つものであり、今のうちに鍛えておかなくてはいけないと思います。自分のためにもほかのみんなのためにもこの活動は大切にしたいと思います。


IH

例えば、TEDを見ようと思ってTEDのホームページに行くことはしばしばありますが、本当にたくさんの動画があり、自分に合った、あるいは興味のある動画を見つけるのはなかなか大変です。しかし、先輩方や先生の選んだ動画はフィルターを通したものであり、しかも内容紹介が日本語でされているので私たちでも面白そうな記事はすぐに目に留まるのでとてもありがたいです。また、人に薦めるということは責任の伴うことでもあると思います。薦めるからには、その動画に人を惹きつける魅力がないといけません。今度から動画を貼る時にはハッキリと推薦できるものを見つけようと思います。

 最近見たもので印象的なのは、先生が貼って下さった''To This Day'' という動画です。まだすべての英語が聞き取れるわけではないですが、話者が詩人であることもあって聞き手の心の奥に訴えかける言葉があちこちに使われており鳥肌が立ちました。「このスピーチを完全に理解したい!!」と思いました。理解するまで聴こうと思います。


KY

先輩方が投稿されていた動画の紹介を読んで、私は、英語の学習のためではなく、趣味や楽しみとしてたくさんの英語動画を見ていきたいと思いました。もちろん、ネイティブの方々の話す本場の英語から学べることも多くあり、印象に残った文の紹介では、そんな表現の仕方があるのだなとびっくりしました。しかし、投稿されていたTEDをはじめとする動画は、本当に分野が多岐にわたっていて、内容がすごく興味深かったり、かわいい動物がでてきてただただ癒されたり、ユーモラスでおもしろかったり…夢中になれました。これからもっと英語動画鑑賞に時間を割いて、自分のお気に入りの動画をたくさん見つけていきたいと思います。そして、ほかの人に教えてあげたいと思える動画を見つけられるように、様々なタイプの動画を見ようと思います。


NM

友達と話していたのですが、これから毎週1本ずつ自分で紹介していかなければいけないということで、1日にまとめて何回も見るのもいいとは思いますが、1週間毎日最低1回はその動画を見るようにすれば、確実に自分の力になっていくと思います。楽しみながら学んでいくためにも自分が面白いと思える動画を見つけていきたいです。


OM

TEDに限らず、英語で書かれた書物や映画や音楽などの深みを、芯の部分から楽しめるようになるくらい、英語に近づきたいなと思いました。日本語訳を介さなくとも(翻訳によって言語間のニュアンスの違いを100%表現することは不可能だと思います)、英語を英語で受け取りたいです。これはもう何回も自分で確認し痛感していることですが、そのためには、とにかく、努力しないといけないのです。利用できるもの、教育してくださる先生方、助け合える友人、とにかくあらゆる媒体を通して、もっと英語に歩み寄りたいです。





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