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[ 私がこの動画をおすすめする理由 ]
この動画のタイトルは "The power of vulnerability" である。洋の東西を問わず、『強さとは何か』、そしてその裏側の『弱さとは何か』を論じた作品は枚挙に遑がない。タイトルからもわかるように、この動画もそうした作品の一つである。
言わばありふれたテーマを扱ったこの動画だが、その面白さは彼女が科学者であり、彼女の言を借りれば "researcher-storyteller" であることにある。研究の道行きをユーモアたっぷりに語る彼女の語り口は、彼女自身が研究の名の下に向き合ってきたものを雄弁に物語っている。その内容については、ぜひご自身の目で見ていただきたい。
この動画を紹介したいと思った理由は、実はもう一つある。それは聴衆の反応である。彼女がユーモラスに語るとき、彼らは声を上げて笑い、彼女が落ち着いて真摯に語るとき、彼らもまた真摯に耳を傾けている。彼女の言葉だけでなく、そうした聴衆の様子にも注目して見ていただければ、と思う。
[ 印象的な英語表現 ]
(1:46~) And this is where my story starts. When I was a young researcher, doctoral student, my first year I had a research professor who said to us, "Here's the thing, if you cannot measure it, it does not exist." And I thought he was just sweet-talking me. I was like, "Really?" and he was like, "Absolutely."
内容もさることながら、教授の話を "sweet-talking" とする表現が何とも言えず面白い。
(12:40くらいから) So she goes like this. And then I said, "It's bad, right?" And she said, "It's neither good nor bad." "It just is what it is." And I said, "Oh my God, this is going to suck."
このシーンは彼女が研究の途上である種ノイローゼめいた状態になった際に行った、セラピストとの会話を描写したシーンである。 "So she goes like this." の後の Brené Brown の表情に注目。言葉で語るよりも、見せた方がおもしろいこともある。
[ 投稿者 ]
スキンヘッド (8年目)
[以下、投稿者:スキンヘッド未経験の坂井]
[私がこの動画をおすすめする理由]
スキンヘッド(8年目)さんがおっしゃるように、最近よく「弱さ」を再検討し、「弱さ」を推奨する文章をよく見る。
この動画もその類である。
「マイナスの感情を避けることなく、勇敢にそれらと向き合っていけ」 というメッセージが彼女の語りから読み取れる("courage to be imperfect")。私は自分のそういった感情に気づくのが苦手であるが、それは苦手なのではなく、抑圧してしまっているのかもしれない、と考えるようになった。
右をみても左をみても、明るくて活発な人間でいることを求められる現代に対し、少しでもしんどさを感じている方にはおススメしたい動画である。
[印象的な英語表現]
"upside the head"という表現は日本語にはない罵り言葉だと思う。日本語というより、日本人にはない発想ではないかと。
また、談話という観点からの疑問になってしまうが、1'46から始まるところ。彼女の指導教員が"if you cannot measure it, it does not exist"と言って、 それから彼女が結局それに賛成しているのか反対しているのか1回目にはわからなかった。
2'58の接続詞butを聞いてから、彼女が一時は指導教員の言及に賛成していたことがわかった。
彼女の話し方は平易な文ではっきりした発音なので聞いていて心地よいが、接続詞や指示詞が彼女の主張をわかりにくくしてしまっているような。。。ひとえに私の英語力あるいは理解力不足かもしれない(焦)
[以下、投稿者:スキンヘッド未経験の坂井]
[私がこの動画をおすすめする理由]
スキンヘッド(8年目)さんがおっしゃるように、最近よく「弱さ」を再検討し、「弱さ」を推奨する文章をよく見る。
この動画もその類である。
「マイナスの感情を避けることなく、勇敢にそれらと向き合っていけ」 というメッセージが彼女の語りから読み取れる("courage to be imperfect")。私は自分のそういった感情に気づくのが苦手であるが、それは苦手なのではなく、抑圧してしまっているのかもしれない、と考えるようになった。
右をみても左をみても、明るくて活発な人間でいることを求められる現代に対し、少しでもしんどさを感じている方にはおススメしたい動画である。
[印象的な英語表現]
"upside the head"という表現は日本語にはない罵り言葉だと思う。日本語というより、日本人にはない発想ではないかと。
また、談話という観点からの疑問になってしまうが、1'46から始まるところ。彼女の指導教員が"if you cannot measure it, it does not exist"と言って、 それから彼女が結局それに賛成しているのか反対しているのか1回目にはわからなかった。
2'58の接続詞butを聞いてから、彼女が一時は指導教員の言及に賛成していたことがわかった。
彼女の話し方は平易な文ではっきりした発音なので聞いていて心地よいが、接続詞や指示詞が彼女の主張をわかりにくくしてしまっているような。。。ひとえに私の英語力あるいは理解力不足かもしれない(焦)
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