Monday, October 26, 2015

David Cameron : The next age of government



【私がこの動画をお薦めする理由】
 英国でも政治家は尊敬を集められないようです。キャメロンもそれを十分に承知している。ですから、政府があれこれと訴えたりするよりは、家族・友人関係、地域社会、価値観などを利用して、その動きに任せるほうが得策であると彼は考えています。(近所の人の電気代を知ることで、省エネを心がける世帯が出てくるなど、行動経済学の一例を示しています。)
 キャメロンは同時に、現代の情報革命を最大限に利用することを提唱します。(「透明性」「多様な選択肢」「説明責任」のための環境をオンラインで提供する。)どこの国も予算が不足しているなかで、お金だけに頼るような行政主導の政治には限界があります。政治はよほどのことがない限りは、「場」を提供する存在であることが望ましいのかもしれません。


【印象的な英語表現】

that there's one question in politics at the moment above all other, and it's this one: How do we make things better without spending more money?


 私たちは、公共サービスには予算をつぎ込まなければならないという観念をいい加減捨てるべきだと思います。


"Ask not what your country can do for you; ask what you can do for your country,"


「国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何をなすことができるかを問うてください」


 ジョン・F・ケネディの有名な言葉です。勤勉・滅私奉公など、日本人の伝統的な気質を端的に表す言葉だと言えるでしょう。いまの日本人に足りないのはまさにこの考え方ではないでしょうか。



【投稿者】

MiNa

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