Monday, May 18, 2015

Clint Smith: How to raise a black son in America




http://www.ted.com/talks/clint_smith_how_to_raise_a_black_son_in_america?language=en


[私がこの動画をおすすめする理由]

私は、この3月にアメリカに短期留学しました。滞在先は大学内の寮だったので、アメリカの普通の暮らしを実体験することはできませんでしたが、アメリカという国とそこに生きる人々の様子を肌で感じることが出来ました。授業でも、現地の学生との会話でも、人種問題について触れる機会が多かったです。センシティブな問題だからこそ、きちんとみんなで考え、意見を持つべきだという姿勢が日本とは違うなあと思いました。
この動画では、少年時代に黒人であることが原因で、自分を守るために様々な制約の中で生きた男性がプレゼンをします。無害であることを常にアピールしなければならない子ども達は、他の白人の子ども達のように、日が暮れてから水鉄砲をもち、影に隠れて遊ぶことはできません…
しかし、彼は力強く自分の子ども達が子どもであるままに生きられる世界になるようにとメッセージを伝えています。


[印象に残った英語表現]

And I refuse to accept that we can't build this world into something new, some place where a child's name doesn't have to be written on a t-shirt, or a tombstone, where the value of someone's life isn't determined by anything other than the fact that they had lungs, a place where every single one of us can breathe.

プレゼンの最後の部分です。
婉曲的な表現が巧みだと思いました。


[投稿者] きゅー





【私がこの動画をお薦めする理由】
黒人差別、という言葉は聞いたことがありますが、どのようなことをされていたのか、ましてや偏見のせいで黒人の人がどのような生活を強いられてきたのかについてはこの動画を見るまで知りませんでした。
プレゼンターは子供の頃から両親にたくさんのルールを教えられてきました。黒人だからこそ従わなければならないルールです。彼は、黒人であるというだけで日常生活に様々な制限がかけられました。彼が両親から教えられたことは、自分たちの身体は銃弾の標的になるものではなく、日々の普通の暮らしをすることのできるものだということです。最後にかけて誰もが同じように生きることのできる世界を望むプレゼンターの強いメッセージが伝わってきました。

【印象的な英語表現】
You can't hide behind anything other than your own teeth.
本当に言いたいことを飲み込むという意味が込められているのかなと思いました。

【投稿者】
ちび


【私がこの動画をおすすめする理由】
 黒人に対する人種差別が存在することは多くの人々が知っています。しかし黒人の子供を持つ親が、「人種差別がある世の中で生き抜く術」を子供に教えていることを意識したことはあるでしょうか。
 水鉄砲で遊んではいけない。疑われないように、手はよく見えるようにしなさい。夜にパーカーのフードをかぶるな。これは教育というより、ただ子どもを生かすための教えなのです。

 動画後半の彼の語りは圧巻です。黒人差別に対する悔しさや悲しさが、むしろ彼を前向きな考え方に導いています。

【印象的な英語表現】
We had teachers who taught us how to raise our hands in class, and not just to signal surrender.
先生は、降参のサインではない手の上げ方を教えてくれた。

何だか心に刺さるものがあった部分です。かつて黒人が受けた理不尽な仕打ちを思い出させるのと同時に、変わりつつある新しい世界を生き抜こうとする力強さを感じました。

【投稿者】
りんりん



【私がこの動画をお薦めする理由】

子どもながら白人の友達と同じ行動をすることは許されず、自らの命を守るための「助言」を受けて育ってきた、現在の世の中にもそういった人々がいることがあまりにも衝撃でした。そしてそのつらさは自分だけでなく、息子や娘にも降りかかってくるのです。無実にもかかわらず黒人だからという理由だけで警察に射殺されたというニュースはよく目にします。自分の命が奪われるかもしれない。子どもでさえそういった恐怖を感じながら生活しなければならない現実があることを改めて実感しました。

 

【印象的な英語表現】

our bodies weren't meant for the backside of a bullet, but for flying kites and jumping rope, and laughing until our stomachs burst

私たちの体は銃弾の標的になるためでなく 凧を上げたり 縄跳びをしたり お腹を抱えて笑うためにあるのだ

 

私たちにとっては一見普通のことのように感じますが、子どもたちがこのような当たり前のことを当たり前にできない現実が存在することを浮き彫りにしている表現だと思いました。

 

【投稿者】びび
 

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