Thursday, May 14, 2015

Modeling My Dream: Kyosuke Yamamoto




【私がこの動画をお薦めする理由】
 このTED talkを見た最初の感想は、「こんな若い(小さい?)子がTED出てる!」という正直な驚きでした。当時14歳だった山本恭輔くんは大勢の観客の前で、ITと医学、そして教育の融合に関しての興味から生まれた自分の夢について語っています、それもとても堂々と。私自身が彼と同じくらいの歳のころを振り返ってみると、正直なところ教室でみんなの前で何かを発表するのにも非常に緊張していたと思います。しかしながら、彼が自分の夢と人々とシェアをしたいアイデアについて考えてみると、「これ誰かに教えたいな」とか、「みんなと一緒に考えてみたいな」といった感情は少なからず当時の自分自身の中にあったのだと思います。ということは、TED talkにおいて自分の意見とこれから自分がしていきたい行動を熱く語ってくれた山本くんの姿勢はごく自然なものかもしれません。「自分より年下の子がこんなにすごいプレゼンをしている」、「自分がこの子くらいのときは...」などと考えるよりも前に、年齢や地位、環境などにとらわれず、その人の良い意見や姿勢などを参考にできるような精神的な受容力が自然と新しいものを生み出していく原動力になっているのだと痛感しました。
 ところで話の内容に関してですが、彼の英語力やプレゼン能力もさることながら、彼の自分の夢に対するなみなみならない情熱が動画を通して伝わってきました。彼は自分をモデルにした骨格模型を手にしたことがきっかけとなり、人間の生命とは何か、またこの生命の大切さをもっと多くの、とくに自分と同じ年頃の若者たちに真剣に考えてもらいたうために努力しています。彼の何かを知ったり吸収しようとする姿勢は、今の私自身見習いたい部分がたくさんあります。自分が興味のある分野の有名な研究者に直接話を聴いたり、自分の意見を広めるために積極的にイベントでプレゼンを行ったりと、彼の夢への情熱から生まれる行動力には目を見張れるものがあります。日本人はよく主張性が無いだとか、個性がなく同質的だとかいわれますが、そういった人にとくに彼のTED talkを見てもらって日本の若者にどんどん期待を寄せていってもらいたいです。

【印象に残った英語表現】

Who is he? You know? Who knows? Nobody knows! 
Do you feel life from this?                                    (4:45)

 山本くんは科学室で見た人体模型について、この模型のモデルがわからないから実感としての生命を感じることができないと考えました。一方で自分自身をモデルとしている骨格標本”スケルトン”は自分の内部を実際に見ることで生命を身近に感じることができると彼は言います。
 私はこの考え自体もそうですが、この発想を生み出した山本くんの思考力に非常に強い印象を受けました。物事を多面的に捉える、今の若者たちにとくに必要とされている重要な能力です。

【投稿者】
Yuto

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