Sunday, January 15, 2017

Lucianne Walkowicz: Let's not use Mars as a backup planet


http://www.ted.com/talks/lucianne_walkowicz_let_s_not_use_mars_as_a_backup_planet/transcript?language=ja#t-246233

[私がこの動画をおすすめする理由]

地球の環境破壊が進み、居住不可能になったとしたらどうするか。「火星に移住する」という選択肢を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。わたしも、人類の火星移住に希望を見出しているひとりでした。しかし、この動画のプレゼンターLucianneのことばを聞くと、火星移住がそれほどいい考えではないのかもしれない、いや、むしろ人間の自分勝手な願いなのではないかと思えてきます。彼女が言うように、新たに居住できる星を探すことにはもちろんたくさんメリットがありますが、地球の保護を優先させる方が遥かに簡単で確実な道だと感じられます。
そんな中で彼女の提案する、 惑星間探索と惑星保護を同時に進めるアイデアは、新たな宇宙の見方になると思います。


[印象的な英語表現]

No, they're in fact two sides of the same goal.
(むしろ、惑星間探索と惑星保護は1つの目的の表と裏なのです。)

新たな居住可能な惑星を探すことと、地球を保護することは共に進めていけるものだということをtwo sides of the same goalと表現しているのが新鮮でした。


[投稿者]
きゅー


【私がこの動画をお薦めする理由】

現在地球温暖化の急激な進行により、将来的に地球に代わる人類の居住地を他の惑星に見出そうとする研究が盛んに行われています。Lucianne Walkowiczはこのような研究を行っている天文学者にも関わらず、他の惑星が人類を救ってくれるといった考え方には反対のようです。彼女は惑星探求の研究を通して地球がいかに住みやすく、恵まれた星であるかを実感すると語っています。地球しか知らない我々にとっては、確かに今この生活、環境がどれほどありがたいものなのか考える機会はなかなかないでしょう。しかし、人類はこれだけの恩恵をもたらしてくれる地球に対して恩返しの意味も込めてもっと優しくなるべきなのではないでしょうか。

 

【印象的な英語表現】

If we truly believe in our ability to bend the hostile environments of Mars for human habitation, then we should be able to surmount the far easier task of preserving the habitability of the Earth.

 

もし人類が火星の苛酷な環境を住めるように変えられると本当に思っているなら、まず地球の可住性を維持するというはるかに容易な課題を克服すべきでしょう

 

先のことばかりに目を向けすぎて目の前のことをおろそかにしてしまう、そういったことはこの問題に限らず我々の身近な生活の中にもよくあることなのではないでしょうか。

 

【投稿者】びび

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