Friday, January 6, 2017

Pico Iyer: The beauty of what we'll never know




https://www.ted.com/talks/pico_iyer_the_beauty_of_what_we_ll_never_know

【私がこの動画をお薦めする理由】

人は安心を求めて“知りたがる”のかもしれません。なぜなら、知らないことほど怖いものはないから。そんなの誰だって同じです。ただ、知っているつもりになってそう思い込むことの方が無知であることよりもよっぽど怖いことであると、プレゼンターは訴えます。人生、次の瞬間に何が起こるかなんて知る人はいません。私たちは常に未知と既知との狭間で生きているのではないでしょうか。もしそうと言えるのであるならば、生きていくのが不安で仕方なく思えてきてしまうかもしれません。ではそんな人生と、どう向き合って、どう生きていけばいいのか。これはそのヒントをくれる動画です。


【印象に残った英語表現】

At home, it's dangerously easy to assume we're on top of things. Out in the world, you are reminded every moment that you're not, and you can't get to the bottom of things, either.

「物事を知っている、全てを、知り尽くしている、理解している」という意味合いで、この’be on top of things’ ’get to the bottom of things’ の二つの表現がなされていました。knowやunderstandといった単語よりも奥深くなり、かつtopとbottomの対になる語を並べて使っているところが非常に巧妙で、印象的でした。


【投稿者】
はなびら



【私がこの動画をお薦めする理由】

この動画ではプレゼンターのPico Iyerさんが自らの旅の経験を通して感じた「知らないこと」の素晴らしさについて語っています。人は無知を恐れて様々なことを追求し、知識を得れば人より優れていると驕ってしまうことがよくありますが、理解している、知っていると思い込むことも、反対に知ることなどできないと認めてしまうことも危険です。言うまでもなく知識は必要なものですが、無知がもたらしてくれるものも沢山あるのだとIyerさんは言います。このプレゼンテーションがあなたに新しい考え方や発想をもたらしてくれるかもしれません。


【印象に残った英語表現】

In the end, perhaps, being human is much more important than being fully in the know.

「結局のところ、人間らしくあることが 全てを知ってしまうことよりもずっと意義深いことなのではないでしょうか」

わからないことがあることが人間らしさだというプレゼンターの考えが詰まった一文ではないかと思います。


【投稿者】

まっしゅ

 

【私がこの動画をお薦めする理由】
既知よりも未知を追い求めることの大切さをPico Iyerが作家としての人生経験を基に私達に伝えてくれます。既知情報が緩慢した世界で生きていくのは、不安もなく安定しており良いことだと考える人もいるとは思いますが、自分の中に変化や不思議さ、興味や可能性を感じさせてくれるきっかけを与えてくれるのは未知の世界だと彼は主張しています。「知らないからこそおもしろい」、「答えがわからないからこそ追求したくなる」といった感情こそが人生をより面白いものにしていくのではないか、と考えさせられる動画です。

【印象に残った英語表現】
The opposite of knowledge, in other words, isn't always ignorance. It can be wonder. Or mystery. Possibility.
「未知」が秘めている可能性について熱く語っている表現で印象に残ったとともに、この一文に彼の主張が詰まっているように感じました。

We have, as he memorably puts it, an "unlimited ability to ignore our ignorance."
人間の振る舞いを60年間研究し続け、ノーベル賞を受賞したDaniel Kahnemanが残した台詞で、人間が、自分が無知である現実を受け入れようとしない性質を持っていることを面白く表現した台詞で、うまいなあと思いました。

【投稿者】
Geshy GaGa 

 

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