【私がこの動画をおすすめする理由】
あなたは、自分が使っている辞書の編纂者を知っていますか?人々は、-それがたとえ世間で口うるさいといわれている人でも、生徒に問題意識を持ちなさいと常に言う教師であっても、-辞書はどこからともなく現れて言葉の本当の意味を教えてくれるように考えてしまいがちです。そんな世の中で、「まともな」言葉とはいったいどんな言葉を指すのでしょう?日頃意識していない略語や俗語について考えさせてくれる動画です。ぜひご覧ください。
【印象に残った英語表現】
What makes a word real?
ある言葉が「まとも」になるための条件とは何でしょう
この動画では、何度もrealという言葉が出てきます。これを「まとも」と訳すところが面白いと感じました。
[私がこの動画をお勧めする理由]
言葉は日々進化しています。人間のニーズが新しい言葉を生み出したり、使われなくなった言葉はそのうちに消えていってしまったりします。特にインターネットの世界では新しい言葉がどんどん生まれています。はじめ、私たちはそれらの言葉を、言語の乱れだと感じたり、受け入れがたく感じたりするかもしれません。しかし、いつのまにか生活の中に入り込んで私たちの言葉の世界に馴染んでゆくものはたくさんあります。
では、いつ、それらはプレゼンターが言う「まともな」言葉になるのでしょうか?
私は、俗語や略語の類はあまり好きではありませんでしたが、この動画を見てから少し見方が変わりました。新しく生まれてくる語は、言葉がもっているおもしろさや話者の想像力に満ちているのかもしれません。
[印象に残った英語表現]
I
hope you can enjoy being part of the creativity that is continually remaking our language and
keeping it robust.
(私たちの言語を絶えずリメイクして活気ある状態に保ってくれる、その創造性の担い手であることを楽しんでほしいのです。)
まさに、『言語は私に生き、私は言語に生きる』の精神だと思いました。私たちはことばと共生しています。新しい言葉を生み出すことは、その関係がより充実することなのだと思いました。
[投稿者] きゅー
(私がこの動画をおすすめする理由)
英語言語学者であるAnne Curzanさんはひとつの問を問いかけます。それは「言葉が『まとも』な言葉になる条件とは何なのか」です。一般的にまともな言葉とは標準的な辞書に載っているものだと考えられています。しかし、辞書の内容は時代によって変わり、また辞書が時代を変えるとも言えます。私達は言葉に注意していても辞書に注意はしません。なぜなら辞書がすべてだと思い込んでいるから。したがって俗語に対して否定的な考えを持つこともあります。しかし、Anne Curzanさんが最後に言われるように辞書は素晴らしい情報源ではあるが完全な客観性があるわけではありません。俗語っぽいかもしれないし、略式かもしれないし、非論理的で不必要と思われるかもしれないけれど私たちが使っている言葉ならそれは「まとも」なのです。言語への見方を変えてくれる動画だと思います。
(印象に残った英語表現)
That word might be slangy, that word might
be informal, that word might be a word that you think is illogical or
unnecessary, but that word that we're using, that word is real.
俗語っぽいかもしれないし 略式かもしれないし 非論理的で不必要と
思われるかもしれないけれど
私たちが使っている言葉なら
それは「まとも」なのです
That wordを繰り返している部分がリズムが良く、この動画の内容をまとめた一文だと思います。
(ニックネーム)
Tiger
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