Tuesday, November 19, 2013

Daniel H. Cohen: For argument’s sake




・お勧めする理由
前回の授業で日本人の議論に関するトピックが印象に残っていて、たまたまこの動画を見つけました。なぜ人は議論をするのか?議論に勝ち、勝者は何を得るのか?そもそも議論とは相手を打ち負かすための、戦争に例えられるようなものなのか?前回のトピックは議論ができない日本人についてでしたが、この動画で注目されているのは、「議論がうまくなれば上手くなるほど、負けることが多くなり、負けが気にならないのはなぜか」という点です。私たちが抱く典型的な議論のイメージは、対立モデルで、予想されるのは華々しい勝利か屈辱的な敗北です。しかし話者は、こうした考え方は議論をゆがめてしまう、と考えます。
 肯定的なものを生む議論の仕方が必要とされています。議論に参加した賛成者、反対者、聴衆皆が口をそろえて「これはいい議論だった」といえるような。敗北から何かを得られるような、そんな良い議論を生み出すために、練習が必要です。
 議論というものについて、私たちは深く考える必要があると思いこの動画をお勧めします。

・印象的な英語表現
Great cognitive gain. Okay. Who won that argument? Well, the war metaphor seems t force us into saying you won, even though I’m the only one who made any cognitive gain. What did you gain cognitively from convincing me?

投稿者 ま ご

 
【お勧めする理由】
 負けるが勝ち、とはよく言ったものですね。
 この動画が教えてくれるものは、これから先、私たちが必要とする能力の重要な1ピース、「交渉術」に関連しています。
 もうすぐ社会人として働くようになる私たちは、仕事場において意見の合わないどうしようもない人間たちや、その職場のあきれるような因襲ともよぶべき相手とやり合っていかねばなりません。さてそのとき、私たちはどうするのか。あきらめるのか、敵対するのか、それとも手玉にとってしまうのか。
 毎回勝つことばかりに集中している人間は、皮肉にもその周りに戦利品はありません。一方、敗北ばかり味わっている人も、生産性をことに重視して大局を見る人間は、なぜか大変な功績に彩られるようになります。D.カーネギーは同じようなことを世界に伝えようとしてきました。

小局で負けるが、大局で勝ち。

一度この舞台をみて、敗北の利口さを知ってみてはいかかですか?
 
【印象的な英語表現】
"Wow, that was a good argument."
議論から生産性を求めたいものですね。

【投稿者】
ビケンノフウウンジ

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